【XY66構築】グッドスタッフ(夕星杯優勝・夜空杯ベスト4)
かなり今更なんですが、一か月前に使っていた構築の紹介をしようと思います。ロマネ○クさんに書けって言われた（
何かあればお気軽に質問してください。
大会で使用したのは二回だけでしたが、それぞれの戦績・結果は以下の通りです。
第1回夕星杯決勝トーナメント：準決勝・決勝ともに勝ちで優勝
第10回夜空杯：7勝2敗で予選抜け→準々決勝勝ち→準決勝負けでベスト4
・ギルガルド＠食べ残し 冷静HC シャドーボール/ラスターカノン/影うち/キングシールド
鋼枠でありゴースト枠でもあり先制技持ちでもある、という超便利な個体でありながら、「強い」個体でもあるという素晴らしいポケモン。
大抵のパーティにおいてゴースト耐性持ち（というか悪・ノーマルタイプ）は1体くらいしかいないため、そこを適当に処理すればあとはシャドーボールが一貫しまくりですね。
・サザンドラ＠拘りスカーフ 控え目CS 流星群/悪の波動/火炎放射/蜻蛉返り
サザンドラ単体として一番好きのは珠羽休め型なんですが、パーティ全体の素早さが足りなかったり、サザンと一緒に入ってきがちなギルガルドが剣舞ガブ等の起点になりやすいことを考えると大体スカーフになっちゃうんですよね〜
控え目か臆病かは本当に好みだと思いますが、俺は控え目。一応簡単にそれぞれのメリットを書いておきます。
控え目→流星群で確定一発で落とせる範囲が広がる(ゲッコウガやゴウカザル)。悪の波動で二発or三発で落とせる範囲が広がる。火炎放射でメガルカリオがぴったり一発。
臆病→ミラーで勝てる。スカーフドリュウズに勝てるようになる。
・フシギバナ＠フシギバナイト 控え目HC ギガドレイン/ヘドロ爆弾/めざめるパワー炎/光合成
腹太鼓・鉢巻のどちらのマリルリのどの技にも何度も繰り出せるポケモンというだけで非常に貴重なのに、はたき落とすローブシンや相手のフシギバナ(←重要)にも出せ、それ以外の多くのポケモンとのタイマンにも強い優秀なポケモン。
殴れる範囲を広げるために安定の3ウエポンで、それらの火力を上げるC特化。炎四倍勢を一発で葬れ、後出しで出てくるリザとかアロー等へのヘドロ爆弾のダメージが高いのが良い点だと思います。一度これに慣れちゃうと低火力メガバナは使えないな〜 耐久も不足してるとは思わないですし。
ギガドレインは、メガギャラやマンムーやガブと打ち合うときくらいしか使わないのですが、それらと相対したときは基本的には逃げるべきなので、ひょっとしたら変更の余地はあるかもしれないです。でもまあC振ってるんだし攻撃技にしたいよね、みたいな。
・ゲンガー＠黒いヘドロ 臆病HS シャドーボール/ヘドロ爆弾/鬼火/身代わり
メガフシギバナに圧力をかけられて、速くて、まあまあの火力と繰り出し範囲があればこの枠は何でもよかったんですが、そんな都合のいいポケモンは（メガ枠は残ってないし）ゲンガーくらいしかいないですねｗ
ギルガルドのシャドーボール・サザンドラの悪の波動と合わせて、XYで一貫性の上がった技をタイプ一致高火力で打てます。地味だけどかなり強い個体だなって思います。
メガバナに身代わり残しやすくなるようにH振りにしましたが、残らないことも多いので、火力を上げる方が賢明かもしれないですね。そしたら鬼火じゃなくてマジカルシャインでもいい気はします。（ハッサム等にはシャドボ二発打てばいいのでバンギやサザンを意識して）
・マリルリ＠オボンの実 意地っ張りHAS じゃれつく/アクアジェット/地ならし/腹太鼓
見せ合い画面で相手にバナもアローも水ロトムもいなかったら、「あ、勝った」って思っちゃうくらいの抜き性能はあります。意外と軽視してる人が多い印象ですが、使い慣れてる人が使うとめっちゃつええですよ？（俺は使い慣れてます）
とは言え、バナもアローも水ロトムも個体数が大変多く、どれもとても削りづらい（バナは回復するし、アローは終盤まで出てこないし、ロトムはボルチェンで逃げつつ眠ってくる）ポケモンなので、実際に全抜きできるような試合はさほど多くはないです。
それでもサザンドラに繰り出したりガブに死に出ししたりしてじゃれつく打ってるだけでも最低限の仕事はできるので、完全に腐ることはほとんど無いですね。バシャーモ等にも繰り出せますし、単純に先制技も貴重ですし。
ギルガルドを一発で殺したいので地ならし採用。ミラーやギルガルドで絶対に素早さ負けしたくなかったのでそれなりにSに割きました。
みんながどんどんとマリルリを速くしていくなら、ASに振り切るしかなくなる・・・んですが、そうなったら太鼓が積みにくくなって弱いと思うので、ASにするくらいなら僕は腹太鼓マリルリを使うのをやめます。
・ガブリアス＠気合の襷 無邪気CS 流星群/地震/火炎放射/ステルスロック
先発適正が高くてステロが撒けて、速くて、まあまあの火力と繰り出し範囲があればこの枠は何でもよかったんですが、そんな都合のいいポケモンはガブリアスしか（
ステロ読みで相手が居座ってきそうな予感がするときはステロじゃなくて流星群や地震から入りましょう。完全に勘です。
あとなんかよくわからないけどナットレイとかエアームドが普通に出てくるので、放射打って殺してあげましょう。
・総評
一か月前の構築なので今は色々と厳しい点もあるかもしれませんが、まさに「スタンダード」という感じで当時はとても気に入っていました。僕は今は他の構築を使っていますが、今でも、というかいつまでもそれなりは戦えるだろうなとは思います。スタンダードですから。
構築段階・試運転段階で気づいていた弱点としては、ファイアローが非常に重く、ドリュウズやリザードンやキリキザンも重めであるというところ。
ファイアローに関しては、いわゆる「役割範囲」がサザンドラくらいしかなかったマリルリを水ロトムに変更すれば誤魔化せるとは思っていたのですが、それ以上にマリルリの腹太鼓で勝てる試合が多いと感じていたのでそのままにしました。
別にこのパーティやシングル66に限った話ではありませんが、全ての仮想敵を対策するのは無理なので、ある程度は諦めることが絶対に必要なんですよね。その上で抜き性能の高いポケモンや上から殴れるポケモンを多めに採用することで、その「諦めた相手」も含めてまとめて殴り殺せる可能性を残しておく、っていうのがベストな構築方法なんだろうなあと感じます。しかしファイアローはそれすら許してくれませんね…。
実際に夜空杯で負けた3戦のうち2戦は同じくろばさんだったのですが、諦めていたファイアロー・ドリュウズにボコボコにされたのが敗因でした。まあ切った部分なのでしょうがないなあとは思いつつも、決勝まで上がってきうるポケモンだということが分かってしまった以上、もうどちらもスルーはできないですね〜
大会中に気付いた弱点、というかパゲさんにやられて完敗したのは、ロトムの両壁からのバシャーモの剣舞加速バトン→メガガルーラでしたｗ
わかっていればひょっとしたら対処できたかもしれないですけど、個人的には全く意識の外からの攻撃だったので良いようにやられてしまいました。まあ意識していても上手く決められていたような気もしますｗ
